「プロジェクト型」課題解決アプローチ

副業プロ人材と現場社員が協働するプロジェクトチームを組成し、実践を支援する「プロジェクト型」課題解決アプローチ。ここでは、その有効性の解説や事例紹介の動画を用意しています。

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猪俣 菜央 マネージャー
株式会社サーキュレーション
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笠倉 大二郎 専務取締役
ジャパン・プラス株式会社
解説
「プロ人材とのプロジェクト組成による実働型支援について」
猪俣 菜央 マネージャー(株式会社サーキュレーション)
事例紹介
「生産性改革のプロが、現場社員とチームを組成し、現場主導の生産性向上を実現」
笠倉 大二郎 専務取締役(ジャパン・プラス株式会社)

動画の概要

【動画1】解説
プロフェッショナル人材マッチング事業者の株式会社サーキュレーションでは、事業会社などでの経験豊富なプロフェッショナル人材を活用して、半年から1年単位のプロジェクトを組成することで、変革したい企業を実働型で支援する「プロシェアリング事業」を営んでいます。「プロジェクト型課題」アプローチと相通ずるものがあるこの事業について、動画ではコロナ禍で変化した企業の課題を踏まえながら、その概略を解説しています。

従業員規模約100名の食品メーカーでは、「小売店と対等な関係を築けていない」、「マーケティングに弱い」、「新商品を生み出せていない」といった要因から、売り上げも利益率も低いという悩みを抱えていました。ここにアサインされたのは、企業を何度もV字回復させた経験のある60代の小売業のプロフェッショナル人材。およそ1年間をかけて社長や各部門長とプロジェクトを進め、実務にも深くかかわることで確かな結果を残しました。

同社では、このプロフェッショナル人材のような戦略立案から実行までできるスペシャリストを多数抱えています。30~40代のミドルプロフェッショナルでは、ベンチャー経営者、事業会社出身で独立した人、コンサルタントや外資系金融出身者が名を連ね、50~60代のシニアエグゼクティブとしては、大手上場企業のプロ経営者層、有名企業の戦略に精通したエグゼクティブ、専門領域の技術者が登録しています。このほか動画内では、依頼されることの多いテーマ、失敗を防ぐ方法などに付いても解説するとともに、副業プロ人材活用の有効性についても触れています。「プロジェクト型」の理解を深めるため、動画をぜひご覧ください。


【動画2】事例紹介
ジャパン・プラス株式会社は、紙やプラスチックを組みわせてパッケージを作るメーカー。商品を入れるブリスターパッケージ、パソコンなどの精密機械の輸送に用いる段ボール製の緩衝材などを製造・販売しています。現在、3つの工場を構えていますが、そのうちのひとつで「非常に在庫が多い」という課題を抱えていました。

20年前に立ちあがった工場が当時と同じ製造方法をしているという根深い要因を抱えており、生産現場全体の改革が不可欠なものとなっていました。在庫は増えれば増えるほど経営を圧迫しますので、早期に手を付けたいと考えたものの、社内では有効な解決策を考案できず。試行錯誤を経て、プロフェッショナル戦略人材拠点に相談し、プロフェッショナル人材の紹介を受けました。

採用したのは上場企業の工場長経験があり、さまざまな角度からモノ作りを見てきた人材。1年間の短期決戦で工場の問題を根こそぎ解決するべく、在庫管理の改善に着手。その中で、情報の属人化などさまざまな原因も浮き彫りになり、それを丁寧に解決して、初年度に目標とする在庫削減に成功しました。